畳の優れた機能
天然素材で出来た畳は優れた機能性を持つ日本の四季に適した敷物です
イグサや稲ワラが湿度調整をし、湿気がある時には吸湿し乾燥した時には蓄えた水分を放出します
また稲わらを重ねて作るワラ畳床の中には空気の層があり適度な温度を保つ断熱性そして防音性と弾力性能に長けています
その弾力性能が転倒時、赤ちゃんやお年寄りなど骨折などの危険性を軽減し板の間と違って寝転がっても痛くない安心感が生まれます
い草は優れた植物
畳の表面材であるイグサ(畳表)もとても優れた機能を持っています
長く細くその中身はスポンジ状になっており湿して使うと折れることなく結ぶことが出来ます
イグサはラテン語でJuncus(ジュンカス)結ぶという意味合いがあり、その弾力性と硬度を示しています
日本では織物の他、薬草として使用したりイ草の中綿を取り出し和ろうそくの芯に使用する事から別名【燈芯草・トウシンソウ】とも呼ばれ古くから生活の場に使用されてきました
小さく白い花も咲き花言葉は【従順】です
その細く長く節(ふし)もないツルっとした表面で強度が有るイグサを織物として畳表に使用した日本人の知恵は本当に凄いものです
畳としてのイグサの優れた機能
イ草にはスポンジ状の中芯がある事でその弾力性と調湿性能(吸湿性・放湿性)そして二酸化窒素やホルムアルデヒド等を吸着する空気浄化を行います
イ草自体が持つ抗菌性能や新しい内はその青さで光を反射し部屋を明るく見せてくれる反射性能、イ草と泥染めに用いられる染土の相乗効果による芳香性能(アロマディフューザー)がありリラックス効果で安眠や集中力が高まるなどの研究結果も報告されています
稲わらとイグサを利用した天然素材で出来ている畳は世界に類を見ない日本人が生み出した優れた敷物なのです