畳を支える人々の想い
国産畳表を支えてくれているイ草の産地は熊本県八代地域(八代市・氷川町・宇城市)です
熊本県だけで国産イ草の97%以上を生産しています
ただその産地も今は危機に瀕しています
平成元年5000戸だったイ草農家さんも令和5年現在は296戸、昨年の畳表生産枚数が165万枚と年々減少傾向にあります
昔は熊本の他に広島、岡山、福岡、石川、佐賀県などがありましたが現状は数軒のみで各地でその伝統を絶やさぬよう頑張っている状況です
琉球畳で知られる七島イ(カヤツリ草)の産地は大分県、6軒になってしまった生産農家さんがその伝統を守っております
和室が減る中、畳店も減少しそれを支える生産農家さんや畳床の製畳屋さん畳の道具屋さん、各材料商なども廃業していくのが業界として危惧するところです
そんな状況でも日々研鑽し品質向上などに努め希望を持ちながら日本の畳を支えている方達は多くいます
その職人達の努力により日本の畳は支えられているのです
畳への想いが無ければ続ける事は出来ません
そして製品を使ってくれるお客様の事を想わなければ良い製品は出来ません
生産農家さんや各材料商さん、そして私達畳店、全ては消費者(お客様)の安心安全・笑顔の為に
八代市い草の神様、岩崎神社
いぐさ網掛け
畳表市場